› 53 ISM › 何故、野菜作りをするのか?

2011年11月22日

何故、野菜作りをするのか?

前からというものの、最近も
「なんで利益にならない野菜作りをしてるの?」とか、

「農業のまねごとをしてなめるな!」とか、

「野菜作りを甘く考えすぎ。」

というお言葉をたくさんいただきます。

毎度、そのたびに伝えさせてもらってますが今回はその「何故?」を話したいと思います。




何故、始めたのかというと・・・・

やってみたかったからです。


別に利益を出さなきゃいけないとかまったく考えてはいませんでしたし、今でもまったく考えていません。

実際始めてみると、まず野菜のでき方、生長の仕方に驚きました。
そして、従業員もどのようにオクラができ、どのように空豆が実をつけるのか、知っているようで知っていない事がたくさんありました。
実際、僕も分からなかったことだらけです。


食材を扱う立場からして、それはまずい!と心から強く感じ、そこから、できる限りの野菜はできる限り自分達で作る地産地消ならぬ、自産自消をすることを決めました。


自分たちで始めた野菜作りによって、1人1人野菜に対しての愛情や、知識、自信も増えたのも大きいです。

しかし、始めはちょろっと畑に行ってればいいかな?と甘く見てた面もあります。
しかし、やっていく度にそんな甘いもんじゃないと感じるとともに、それまで生活してきたサーフィンと仕事の両立が本当にできなくなってきました。

人は二足の草鞋は履けないというけど、2足までは何とかできます。
しかし、3足は僕には力不足で無理でした。

だから僕にとって大事なサーフィンの時間を削る事しかなかったのです。

だから野菜作りの大変さを身をもって感じてきたつもりではあります。


そして、農業のまねごとなどしているつもりはまずありません。
本気でやっているつもりです。
たった1200坪の畑でやってる野菜作りがなめてると思うのかも知れませんが、僕らがやるのはこれが許容範囲です。
設備もほとんどないし、あるのはトラクター1台。
管理機も無ければ、農薬だって一切使いません。
畝を立てるのもクワとレーキだけです。

畝を一本立てるのも、種の蒔き方も始めは全て周りの農家さんに手とり足とり教えてもらいました。
その感謝は今でも忘れてません。
その農家さん達と触れ合い、農業の大変さ、過酷さなどすべて僕も肌で感じさせてもらっています。

サーフィンの世界においても居酒屋の世界においても、まずはやりたい!という気持ちが大事だと思う。

サーフィン初心者が信頼できるショップでお金をかけ、ギアを揃えてもだれも「サーフィンをなめるな!」とはなりません。
順序だってわかってるはずだし、もし分かってなければ、ショップの仲間なり、海の中で叩きこまれます。

居酒屋だって、包丁を買ってこい!といわれ、正本の包丁を買ってきても「なめるな!」とは言われません。
「よし、そのいい包丁でどんどん練習して腕を磨けよ!」となると思います。



サーフィンにしろ、居酒屋にしろ、野菜作りにしろ・・・・
なめてた奴はやめて行く。だけです。

僕にとって居酒屋は10年、サーフィンは14年、野菜作りは4年。
いままで一度もなめた事はありません。

むしろいまでもこの3つは好きでたまらないです。


と・・・・
よくわからない事をブンブンに語りましたが、「今」僕が何故野菜作りをするかの理由はこれだけです。


何を言われても辞めるつもりはないし、やりたいって思う以上どんどんやっていきたいと思います。

そしてどんどん追求していきたいと思います。

終わり。



この記事へのコメント
尊敬します!
今の自分はなにも知らないのに、出来ると思ってます。現場をしることこそ全てです。なにもかもなめずに全てを受け入れる気持ちで学んでいきたいと再確認できました!ありがとうございます!
Posted by 大場俊典 at 2011年11月22日 22:10
大場さん・・・

コメントありがとうございます。

僕はとにかく「やりたい」って気持ちを大事にしたいと思っています。
やっぱり現場が一番ですね。

またよろしくお願いいたします。
Posted by こみ at 2011年11月23日 12:00
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    コメント(2)